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「チームみんなで読んでおきたい本」があるなら試したい読書法「Active Book Dialogue (ABD)」

「Active Book Dialogue(ABD)」という読書法を用いた勉強会を、最近、会社の部署内でときどき開催しています。

www.abd-abd.com

3,4回ほど行いましたが、これは「チームみんなで読んでおきたい本」があるときには、非常に使える読書法だなあと感じております。

ABDとは

Active Book Dialogue —— 積極的に本について対話しよう、という名前の通り、ABDは本をただ読むのではなく、その内容について対話・議論するところまでを含めた読書法です。

詳しい手順は、アクティブ・ブック・ダイアローグ協会の公式サイトに記載されています。簡単にまとめると、こんな感じ。

  1. 本を分割する(ちぎる)
  2. 参加者で分担して読む
  3. 読んだ内容を、各自で数枚の紙に要約する
  4. 要約した内容を順番にプレゼン形式で発表していく
  5. 読んだ & 発表で聞いた内容について、意見交換(ダイアログ)する

本のボリュームにもよりますが、だいたい1回につき2〜3時間ほどです。

はじめてやるときは、「せっかく買った本をちぎっちゃうの?」と驚きますが、本当にちぎります。慣れると、むしろ楽しくなります。

▼本をちぎった様子や、読んだ内容をまとめた紙など

なぜ「チームみんなで読んでおきたい本」があるときにオススメか

そんなABDが「チームみんなで読んでおきたい本」があるときにオススメな理由は、大きく3つあります。

1. メンバーみんなが、1冊の本のエッセンスを短時間で吸収できる

例えば、1人で読むなら2時間かかる本があるとします。これを5人のチームがメンバー各々で読むと、2時間×5人分=10時間の工数がかかることになります。

これがABDだと、参加者全員で2〜3時間ほど割くだけで、みんなが1冊の本からその内容を獲得することができます。

2. ダイアログ(意見交換)を通して、1人読書では難しい「多角的な読書」ができる

ABDは、ただ分担して本を読んで終わりではなく、最後にその内容に基づいて意見交換するダイアログの時間があります。

これは、実際にやってみると体感できるのですが、「この内容から、この人はそういう知見を獲得したのか。自分にはなかった視点で面白いなあ」という瞬間を、数多く生み出してくれます。

本の内容に、ただ諸手を挙げて賛成するだけでなく、反対意見も交えて読んでみる。あるいは逆に、ただ反対するのではなく、賛成意見も交えて内容をじっくり噛みしめてみる。または、もっと別の視点を交えて —— そういった多角的な読み方が可能になります。

多角的な読み方ができると、同じ内容でも得られるものの質も量も変わるのは明らかです。

3. 実際の業務と結びつけて、本の内容について意見交換しやすい

いくらチームで必読書があったとしても、回し読みなどで各自がバラバラに読む形だと、「あの本の内容を踏まえて、この仕事について議論したいのに、まだ読んでいない人がいる」「あの本の内容を、同僚が急に話題に上げてきたけど、自分は昔に読んだので内容を忘れちゃった」などが発生しがち。

ABDを使って、チームで一斉に読書からダイアログまで行うことで、「うちの会社だと、この話は実際の業務でどういう形で応用できるだろう」といった議論を、参加者みんなで、共通の知識を等しく吸収した状態で行うことができます。

読書嫌いのメンバーを含めても意外と楽しめるかも

ABDなら1人あたりの読書量は少なく、またワイワイと話しながら、1冊の本を短時間で読めます。メンバーの誰かが読書嫌いでも、意外とこれなら楽しくやれるかもしれません。

▼実際の様子例

ぜひ1度お試しあれ。オススメです。