NOW TO THE FUTURE

音楽とインターネット育ち、駆け出しマーケターのブログ。

バラエティ番組は苦手なのに、なぜ「ホンネテレビ」は面白いと思えたのか

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最近、テレビってほとんど見ていなかったんですよ。自慢じゃないですけど。

そのなかでも、バラエティ番組は忌み嫌うかのように見ていませんでした。見ていてしんどかったんですよね。特にここ数年。

何をしたいのか、伝えたいのかがまったく分からなかったり、視聴者をないがしろにして、制作側の内輪ネタを見せられているような気分になったり、誰かをあざ笑うものばかりを見せつけられたり…。

ところが今回、「72時間ホンネテレビ」を何気なく見てみたら、気持ちよく笑えたり、ちょっと泣けたりしてしまって。

そんな72時間が終わり、およそ48時間が経過。

なぜ、バラエティ番組は基本的に苦手な自分が、「ホンネテレビ」は面白いと思えたのか、ちょっと振り返って考えてみました。

大きく分けて、以下の2点になりそうです。

  • 「なぜこの人たちがやるのか」が明確で、ストーリー性がある
  • 視聴者側も当人感を感じられた —— 制作側の内輪ネタを見せられている気分にはならなかった

「なぜこの人たちがやるのか」が明確で、ストーリー性がある

「ホンネテレビ」の主役が、もし別の芸能人だったら。あるいはネット有名人だったら——。

おそらく、まったく面白くなかったと思うんですよね。

“国民的アイドル“なのに、いびつなまでにネットでは見かけなかった「新しい地図」の3人が、SMAP解散騒動を通過して……という文脈があるからこそ、面白かった。

この人たちがやるからこそ、この番組が意味を成したわけです。

もちろん、バラエティ番組すべてに、主役の意味やストーリー性を求めるのは無理があるのかもしれません。しかし、少なくとも今回は、そこに胸を打たれた感覚が自分にはあります。

視聴者側も当人感を感じられた —— 制作側の内輪ネタを見せられている気分にはならなかった

AbemaTVのコメントや、Twitterといったシステム面はもちろん、企画の内容としても、視聴者をないがしろにせず、巻き込みが大事にされた仕上がりだったと思います。

つまり、冒頭で記した「視聴者をないがしろにして、内輪ネタで盛り上がる」とは、まったく逆の印象を受けたんですよね。

「何となく面白いことをしよう」ではなく、「こういうことを伝えたいから、こんなことをしよう。こういうやり方をしよう」と、緻密に組み立てられたのかな、と思います。本来、当たり前であるべきことなのかもしれませんが…。


正直、「インターネットの方々が騒いでいるほど、すぐにインターネットがテレビを食うことはないだろうし、テレビがすぐ一変することもないだろう」と、傍観している立場ではあります。

しかし、以上の2点において、たいへん素敵なコンテンツが、あえてテレビではなくインターネットから生まれてくれた。とりあえず、それだけは素直に歓迎したい。

そんなことを思いました。